2006年04月22日

 風呂上り、浴衣に着替えて古屋旅館の夕食。以前、湯河原温泉の伊藤屋という旅館に泊まったときに夕食は全ての料理が最初に並べられてさあ好きなように食べてください、というスタイルだったのに驚いたことがあったけれど、古屋旅館はきちんと順番に出してくれる。やはり、熱いものは熱いうちに、冷たいものは冷たいうちに、こうやって給仕してくれるところはそれだけでうれしい。

 ビールで乾杯。ふみまさはもちろんビールじゃなくて水だけれど。ふみまさには、仲居さんが玉子ふりかけご飯をふみまさに持ってきてくれた。あとは、父とHoneyが料理を分け与えてくれた。献立は写真の下のとおり。お造りも煮付けもデミグラスソース煮もおいしい。伊勢海老の殻焼きは少し淡白だったけれど、この料理はどこで食べても大抵こういう間延びした味になってしまうのでしょうがないのかなと思う。

 料理の中段でしら魚がでてきた。湯飲みに水が3分の1ほど入っていて、そこに数匹のしら魚。生姜醤油を入れて飲み干す、しら魚の踊り食い。こどもの頃に食べたことがあったかもしれないが、大人になってからは初めて食べる。踊り食いにする必要があるのか?と自問しながら湯飲みを口元に。ここで、飲んでしまったら味もなにもないなあと思って咄嗟に噛んでしまう。ごりっと、新鮮な造りを食べたときの歯ごたえをより強くした食感。そのことに驚いてそのまま飲み込む。なんというか、覚悟のできてない食べっぷりになってしまった。

 食事が早めに終わったふみまさは食卓のまわりをクルクルとまわりだす。筑波温泉ホテルに泊まった時もクルクルまわっていた。あの時は大座敷で食べていたのでまわりが気になったけれど、今回は部屋食なので気兼ねがなくていい。走り回るふみまさをHoneyと父が途中で止めてご飯を食べさせようとする。これくらいの頃になると僕は日本酒がまわってきて、意識があやしくなる。いつものパターンだなあと思いつつそのまま横になって寝てしまう僕・・・。

古屋旅館の食事
古屋旅館の食事

<お献立>
食前酒:梅酒
先付:豆乳豆富、生姜あん
前菜:ミニキャロット、コラーゲンうるい包み、姫竹、青パパイヤ黄身和へ、小鯛寿し、鱈子チーズ、ほたる烏賊、大豆茶巾、独活、菜ノ花、土筆白和へ
吸物:碓氷豆すり流し、玉子豆富、海老葛打、順才、小メロン、柚子
お造り:四種盛り、あしらい一式
焚合せ:羽二糝薯、鰻、銀杏、百合根、ふかひれ、青梗菜、雲丹、木ノ芽
強肴:・牛肉デミグラスソース煮、水菜、人参、じゃがいも、アスパラガス
    ・しら魚、生姜醤油
お凌:そば、かきあげ
焼物:伊勢海老鬼殻焼き、蕗、蕨、ポテト、百合根、はじかみ
揚物:子持白魚、海老団子、たらの芽、桜麩煎餅、レモン、山椒塩
酢の物:穴子、サーモン、ほっき、アスパラ、なめこ、大根おろし酢、セルフィーユ
食事:浅利竹の子めし
香の物
赤だし
水菓子:さつま芋、あずき、苺

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古屋旅館
0557-81-0001
静岡県熱海市東海岸町5-24

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 熱海七湯巡りを終えて旅館に戻る。古屋旅館の門は黒澤明監督の映画「影武者」で使用された門だそうだ。武士の兜のような個性的な形をしている。門の一番上に武田菱が施してあり、武田門と呼んでいるという。まわりと調和しているというより、調和を乱すことで存在感を強めているような門。

古屋旅館の武田門

 門をくぐって正面には、オロチ松と名づけられた松が出迎えてくれる。大蛇が地を這うようにうねっている形なのだそうだ。そんなに大きな木ではないのだけれど、なかなか面白い形だと思う。門とオロチ松とそれぞれ記念撮影。
 
古屋旅館のオロチ松

 部屋にはもどり、汗もかいたし、少し寒くて身体も冷えたので温泉に入る。父・ふみまさ・僕の男性3名が部屋の露天風呂にまず入ることになった。Honeyは大浴場に。部屋の奥庭の軒先に大きな檜の樽が設置されている、シンプルというか豪快な造り。お湯が溢れるところは檜で床にしてあって、隙間から下に流れていく。下には排水設備があるのだろうけれど見えなくしてある。洗い場はなくて、床のところでかかり湯して浸かる。身体を洗いたいときには部屋にユニットバスがあるのでそちらを利用するか大浴場にいくことになる。

古屋旅館の露天風呂

 大人2人までだったら窮屈なく入ることができる。七湯巡りの清左衛門の湯の源泉掛け流し。

塩素はもちろん、薬品による殺菌などもー切おこなっておらず、"本物の温泉"に24時間好きなだけお浸かりいただき、その効能を十分お楽しみいただけます。どんなに格好の良いお風呂だとしても、本物の温泉でなければそれはお客様を騙すことになってしまうのでは、との危機感から、お風呂の数をむやみに増やさずに当館は本物の温泉を守り続けます。街中のため絶景風呂とはいきませんが、数百年湧き続ける本物の温泉を是非お楽しみくださいませ。(古屋旅館のサイトより)
ちょっといいと思いませんか。

 熱海という土地柄だろうか、洗練された感じはあまり受けないのだけれど歴史を刻んできた自負と、その自負に裏打ちされたもてなしの気持ちは確かに感じる旅館だ。

 父がふみまさを抱いてお湯に浸かる。僕はカメラを取りに部屋に戻って2人の様子を撮影する。露店風呂はこの静けさが好きだ。屋内の風呂だと音が反響して、どうしても賑やかになってしまう。部屋風呂だから僕たち以外には誰もいない。僕たちがたてる音もどこか遠くに消えていく。のんびり。

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古屋旅館
0557-81-0001
静岡県熱海市東海岸町5-24

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 今夜の宿、古屋旅館にチェックインする。15,6畳ある広い和室と、ツインベッドのある洋室、そして和室のふすまをあけると、檜でつくった大きな桶状の露天部屋風呂があるという、なかなか豪華な部屋だ。今回の旅行はこの旅館がメイン。なのでチェックインの時間からチェックアウトの時間ぎりぎりまで、ゆっくり旅館を楽しもうという趣旨。

 部屋でお茶を飲んで一息ついて、温泉に入ろうか、旅館の中をみてまわろうかと相談になり、旅館をみてまわることになった。古屋旅館には黒澤明の影武者で使われた門が入り口にあったり、熱海七湯という源泉をみてまわるうちの1つ清左衛門の湯があったりと宿の施設もちょっとした観光施設になっている。ちょっと宿の周りと思っただけだったのだけれど、なんとなく宿のスタッフの人達に「いってらっしゃいませ〜」と送り出されて、いっそ七湯巡りをしてみようということになった。

(1) 清左衛門の湯
 まずは古屋旅館が単独で所有しているという清左衛門の湯(せいざえもんのゆ)だ。古屋旅館の敷地を出て道路をはさんだ向かいにある。案内板によると、

昔、農民の清左衛門という者が馬を走らせて、この湯壷に落ちて焼け死んだので、その名が付いたといいます。明治までは、昼夜常に湧き出てたえることがありませんでした。人が大きな声で呼べば大いに湧き、小さな声で呼べば小さく湧き出たといわれています。
とのこと。岩がこんもり盛ってあるところから蒸気が噴出している。

熱海七湯 清左衛門の湯

(2) 野中の湯
 清左衛門の湯から山側、北に5分ほど歩く。道路わきに野中山の斜面まで少し歩道が広くなっている一角があり、そこが野中の湯だ。案内板によると、

野中山のふもとの、このあたりを野中といいます。この辺一帯は、泥の中に湯がブクブク噴いて、杖で突くと湧き出したといわれています。また、このあたりの土は丹(赤色の土)のようで、壁を塗る材料にしました。江戸時代までは、この「野中の湯」は湧き出るところが浅かったので、あまり入浴には利用されなかったようで、そのため、湯をためる湯枡を設けなかったといわれています。
とのこと。中銀ライフケア咲見というところの所有だそうだ。野中の湯も組み上げた岩の隙間から湯気があがっている。

熱海七湯 野中の湯

(3) 大湯
 野中の湯から西にしばらく歩き、南に下っていくと小沢の湯があり、ここを目指すが途中で道に迷ってしまう。通りすがりのひとに訪ねると、小沢の湯は知らないが大湯という有名な源泉があるといってその道を教えてくれる。とりあえず教えていただいた大湯にたどり着くと、ここは熱海七湯の1つ、それも中心的な施設だった。案内板によると、

古来からの間歇泉で世界でも有名な自噴泉でありました。「大湯」の噴出は昼夜6回で、湯と蒸気を交互に激しい勢いで噴出し、地面が揺れるようであったといいます。 明治中ごろから次第に減少し末ごろには止まってしまいましたが、関東大震災のとき再び噴出しました。しかし、その後も噴出回数は減少しつづけ、昭和のはじめついに止まってしまいました。昭和37年に人工的に噴出する間歇泉として整備され、市の文化財として保存し、現在に至っています。
とのこと。熱海七湯の中で一番大きい。間欠泉が噴出すのを待って、これを見届けてから大湯を後にする。

熱海七湯 大湯

(4) 小沢の湯
 大湯の案内板で地図をもう一度しっかり確認して、今後こそ小沢の湯を目指す。こんどはたどり着けた。小沢の湯はユニークで温泉からの蒸気で温泉玉子が作れるようになっている。蒸気の噴出し口のところに笊が置いてあって、火傷しないように笊には棒がついている。ゴミ箱は玉子の殻でいっぱいだ。向かいの酒屋で温泉玉子用の玉子が買えるようになっているのだそうだ。僕らがたどり着いたときにはちょうど1組先客がいて温泉玉子を作っていた。順番待ちをするのは気が進まなかったので次の源泉に向かうことにした。
 案内板によると、

沢口弥左衛門、藤井文次郎、米倉三左衛門の庭の湯を「平左衛門の湯」と称していました。また、土地の人は小沢にあったので「小沢の湯」とも称しました。「清左衛門の湯」と同様、人が大きな声で呼べば大いに湧き、小さな声で呼べば小さく湧き出たといわれています。また、この「小沢の湯」では温泉たまごも作ることができます。
とのこと。

熱海七湯 小沢の湯

(5) 風呂の湯
 小沢の湯から熱海銀座というアーケードのある目抜き通りを少し北東に入ると風呂の湯がある。大きな岩の上を丸く切ってあり、そこからお湯がわずかに流れ出ている。となりにもう1段高さが半分くらいの岩が一度受けてさらに小さな池に流れ込んでいる。
 案内板によると、

「風呂の湯」は、昔の坂町高砂の庭から湧き出ていました。今の福島屋旅館の西側です。この湯は外傷に良いといわれ、また、湯気の上騰が盛んでまんじゅうを蒸したり酒を温めたりして販売していました。「風呂の湯」の傍ら1.5メートルほど東のところに塩分のない温泉が湧き出ていました。明治11年、大内青巒の熱海史誌には、淡白無味常水をあたためるもののごとし、故に「水の湯」と名付っくと記されています。
とのこと。

熱海七湯 風呂の湯

(6) 目の湯
 風呂の湯から熱海銀座にもどり少し海側に進むと熱海銀座沿いに目の湯がある。目の湯も大振りな岩からお湯が流れ出していている。こちらはすぐ地面の砂利のなかに消えていく。
 案内板によると、

佐治郎という者の邸内にあったことから「佐治郎の湯」といわれました。また、この源泉は明治のころは上杉助七という者の邸内にあり、のち新かど旅館の所有になったので「新かどの湯」ともいわれました。この湯は火傷にも良いが眼病にもよく効くといわれ、別名を「目の湯」ともいいました。
とのこと。

熱海七湯 目の湯

(7) 河原湯
 熱海銀座を海岸のほうに抜けると、海沿いの大通りにでる。車の往来も頻繁で大きな土産物屋もあり賑やかになる。この大通り沿いに河原湯がある。ここは岩を組んで蒸気が出ているところと、小石を四角く組んでお湯をためるところがある。大通り沿いとうこともあってか、小沢の湯以来の先客がいて、写真を撮るのに少し待つ必要があった。というか、他は閑散として淋しい反面、静かにみてまわることができた。
 案内板によると、

このあたりを東浜といい、道もなく石のごろごろとした河原で、温泉が絶えず豊富に湧き出ていて村人の入浴場でした。湯治客は大湯の源泉が主に使われ、他の源泉も限られた家のみが使用するお湯で、熱海村の農民や漁師や近郷の人達が自由に入浴できるのはこの「河原湯」だけでした。寛文6年(1666年)小田原城主稲葉美濃守が、村民のために浴室を設けてその屋根を瓦葺としたため、「瓦湯」と称したともいわれています。この湯は神経痛やリューマチなどに効能があり塩分が多く、人が入ると透明な湯が白く濁るほどであったといいます。
とのこと。

熱海七湯 河原湯

 少し迷ったこともあって、1時間と少しかかっただろうか。ひととおりまわって疲れてきたのと暗くなってきたので宿に戻ることにする。いい散歩になった。それぞれの源泉にスタンプがあって、実家の父が何かの紙の裏に1つ1つ押して7つ揃い完成させた。なんだかいいなと思う。

熱海七湯巡りのスタンプ

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 起雲閣は大正の海運王、内田信也が大正8年に別荘として築いた。岩崎別荘、住友別荘と並んで熱海の三大別荘と賞賛された建物だったそうだ。その後、東武鉄道グループの礎を築いた根津嘉一郎を経て、桜井兵五郎が昭和22年に取得し旅館として開業した。山本有三、志賀直哉、谷崎潤一郎、太宰治、舟橋聖一、三島由紀夫など昭和の文豪たちに愛されたとのこと。平成11年に旅館を廃業。競売物件となって平成12年に熱海市が取得し、観光・文化施設として公開されている。

 起雲閣はある部分は和風建物、ある部分は西洋館。建物はほとんが廊下で繋がり、輪のように中央の庭園を囲んで建っている。敷地は3000坪に及ぶそうで庭園も広い。庭園を囲んで建っているので和室の一面の窓から庭が一望できる。ここの和室は壁が少し明るめの群青に染めてある。鮮やかな色で見とれてしまう。ここに泊まるとしたら、少し落ち着かないかもしれないけれど。

起雲閣の和室
起雲閣の和室

 洋館からも緑がまぶしい。綺麗なタイルが敷き詰めてある一角はなにに利用したのだろう。大きなテーブルと椅子、シャンデリア、暖炉。壁や天井の装飾も凝っている。

起雲閣の洋館
起雲閣の洋館

 洋館の端にはローマ風呂がある。残念ながら壁のステンドグラスは改修中で取り外してあった。床をえぐるように掘った湯船が大小2つ。中には金色のタイルが敷き詰めてあって異国情緒をかきたてる。壁の湯出口は建築当時のものがそのまま残っているのだそうだ。お湯はないが、そのまま湯船の中に入って記念撮影。お約束だろう。

起雲閣のローマ風呂
起雲閣のローマ風呂

 旅館を営んでいた頃には一般向けの客室だったのだろう和室が続くところには起雲閣を愛した作家たちが紹介されていた。旅館をやっている間にきて泊まってみたかったなあと思う。たたむことになったくらいだから、サービスはそんなに期待できなかったかもしれないけれど。

 建物の一角の企画展示室で「中島潔の世界展」を開催していた。こんなところで「みんなのうた」で馴染み深い中島潔の作品に出会うとはとびっくりしたが、中島潔は熱海市在住で「あたみちゃん」なる熱海市のキャラクターもデザインしているのだそうだ。へぇ。

 館内はスリッパで観てまわっていたので、入り口で靴に履き替えて庭園に出てみる。池や丘の配置のさせかたや木は和風かなと思うのだけれど、草木を幾何学的に丸く刈ってあるようすは西洋風。庭園も和洋折衷ということだろうか。ひととおりみてまわってもすぐなんだけれど、あの丘の向こう側はどうなっているんだろうかと思えるほどには広さのある、散歩するのが気持ちいい庭園。

起雲閣の庭園
起雲閣の庭園

 起雲閣は見ごたえのある、お勧めの観光施設だ。宿のチェックインの時間まで、ちょっと時間つぶしくらいのつもりでやって来たのだけれど、いいほうに予想外だった。ひととおり観終わった後に時計をみると、チェックイン時間を過ぎていたので、宿に向かうことにした。

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起雲閣
0557-86-3101
静岡県熱海市昭和町4-2

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 伊豆山の走り湯を後に、熱海温泉に入り、お昼ご飯を食べることにする。事前にネットで調べていたときに、山木茶屋のまご茶漬けという、ご飯にまぐろの漬けをのせ、だし汁をかけて食べる丼がおいしそうだったので、この山木茶屋を目指すことにする。途中、迷ってお店に電話しながらようやく到着。奥で繋がっている山木旅館の駐車場にクルマを停めて山木茶屋に上がる。

 メニューをみると目当てのまご茶漬けが書いてない。給仕のひとに「まご茶漬けは・・・」と聞くと、「ここではやっていなくて、近くのまご茶亭のほうでやっている」とのこと。あれれ。ネットで調べたときには山木茶屋で出していると書いてあったのに。以前は山木茶屋で出していたのが独立してまご茶亭になったのだろうか。

 クルマも停めてお座敷に上がりこんでいるので、いまさらまご茶亭までいくのも大変なので、ここで食べることにする。改めてメニューをみると、「あじなどん」というメニューがおいしそう。近海でとれた鯵の特性丼とのこと。俳優の阿藤快のお勧めだとメニューに書いてある。どこかのテレビ局の旅番組で山木茶屋にやってきたのだろう。

 あじなどんは、生の鯵を細かく刻んでだしに漬けたものを、ご飯の上にきざみ海苔を敷いた上にどーんとのせてでてきた。食べてみるとご飯に鯵を焼いてほぐしたものが混ぜ込んである。ゴマもかかっていておいしい。漬け鯵と焼き鯵のハーモニー。すごく食べやすい丼だ。いくらでも食べられそうな幸せな鯵、いや味。

あじなどん
あじなどん

 山木茶屋には大座敷の横、入り口を入ってすぐのところに足湯がある。あじなどんを満喫したので、入ってみようか、ということになった。「ごちそうさま」と給仕のひとに声をかけ荷物をまとめて足湯ゾーンにいってみる。ズボンの裾をまくって入る。ふみまさはオムツ一丁になって同じように腰掛ける。クルマに乗っている時間が長かったのでちょっと疲れていたのか、気持ちいい。極楽。

山木茶屋の足湯
山木茶屋の足湯

 落ち着いていると、座敷のほうから声がかかり、抹茶を入れてくれたとのこと。あじなどんには食後に抹茶がついていたらしい。だったら「ごちそうさま」と言った時に教えてくれればいいのに。足湯からあがって足を拭いてテーブルに戻ったときには抹茶はすっかり冷めていた。なんだかなあ。

 抹茶は件は残念だったけれど、あじなどん、おいしい丼だった。玄関で靴を履いていると、壁に阿藤快の色紙がかけてあり「こんな丼欲しかった」と書がしたためられていた。たしかに。

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山木茶屋
0557-81-2121
静岡県熱海市中央町14-9

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 首都圏から熱海温泉に向かうと、熱海温泉の少し手前に伊豆山というエリアがある。ここに日本三代古泉の1つで、1200年前に発見された走り湯という源泉があるとのこと。走るがごとくお湯が湧き出し海へ注いでいる様子から走り湯と呼ばれるようになったと伝えられているそうだ。今回の温泉旅行の手始めにここを観にいってみることにした。

 Honeyが地図でナビゲートしてもらいながら、クルマで走り湯を目指す。こういうちょっとマイナーな観光施設にありがちなのだけれど、付近には案内がほとんどなく、たどり着くのに少し苦労する。細い道に入って、行き過ぎてしまっただろうかと心配しながらクルマを進めるとようやく看板を発見。特に受付みたいなものはなくて勝手に観てね、というスタイルだ。

 源実朝が「伊豆の国山の南に出づる湯の早きは神のしるしなりけり」と詠んだと言われていて、以前は伊豆山神社の神湯として信仰の対象になっていたとのことだけれど、今は訪れる人も少ないようだ。僕らの他には学生風の2人組がツーリングの途中に立ち寄ったようすでいただけだった。

 走り湯は横穴式源泉で、岩壁に洞窟の入り口があり、ここを入っていく。洞窟のなかはもうもうとした湯気。5mほどだろうか、洞窟の行き止まりには湯船のような四角く区切ったところがあり、お湯が波立っている。ここから洞窟沿いに温泉が流れていっている。今でも70℃のお湯が1日7000トン湧き出ているのだそうだ。

走り湯の入り口
走り湯の入り口

 洞窟の中で写真を撮りたいと思い、カメラを取り出すと湯気で濡れてしまう。それでも数枚撮ってみたが暗いのとやはり湯気で視界が妨げられ何を撮っているのかわからない写真になってしまった。洞窟沿いの温泉を運ぶ通路は蓋がしてあるのだけれど、1ヶ所だけ空いているところがある。ここで温泉に触れてみる。熱い。すぐに手を引っ込めたけれど火傷しそうだ。

走り湯 温泉の通路
走り湯 温泉の通路

 洞窟の入り口で記念撮影して、走り湯を後にした。なんてことはないけれど、観光のウォーミングアップとしてはちょうどいい。大きな期待を持たずに行ってみると、ちょっと面白い、そんな施設だと思う。

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走り湯
熱海市伊豆山604-10

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 実家の父、Honey、ふみまさ、僕の4人で4月22日〜23日の1泊でどこか温泉にいこう、という話になった。草津温泉が候補に挙がったのだけれど、泊まりたいと思った宿が取れず、熱海温泉にいってみることにした。

  • 1日目の午前中に伊豆山にある源泉、走り湯を観にいき、
  • お昼に俳優 阿藤快推薦という山木茶屋の「あじな丼」を食べ、
  • 昭和の文豪に愛されたという、起雲閣を観光し、
  • 熱海温泉の源泉7つを巡る、七湯巡りで散歩し、
  • 今回の宿、創業200年の古屋旅館で露天風呂に入り、
  • 古屋旅館の夕食を楽しみ、
  • 2日目は午前中に金色夜叉の貫一・お宮の像で記念撮影し、
  • すし処美旨でお鮨を堪能し、
  • MOA美術館を見てまわり、
  • 日本の都市公園100選の1つ、姫の沢公園を訪ね、
  • 夕食にまご茶づけを食べ、
  • 熱海海上花火大会を鑑賞し
てきた。盛りだくさんの2日間だった。

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2006年04月21日

 最近のふみまさのマイ・ブームの1つは髪の毛をくくること。Honeyのゴムで髪の毛を束ねて悦にいっている。まだ自分で留められないので、Honeyや僕に「くくって」と言ってくる。保育園の同じクラスのこの真似だろうか。くくっているこ、いたかなあ。

 ふみまささのブームは突然やってきて、僕らがはっと気がつくと何の執着もなくなっている。ブームなんだから、ふみまさに限らずそういうもんだと頭ではわかるんだけれど、ふみまさの場合はおとなのように自分をセーブしたりせずにダイレクトに欲求を表現するだけに落差が激しい。

 ゴムで髪の毛を留めると、なんだかちょっとかわいいさアップ。このブームはいつまで続くかな。

髪の毛くくるのが好き
髪の毛くくるのが好き

投稿者 yhiroaki (20:58) | クリックするとコメント画面へ (0)
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2006年04月15日

 「今日の晩御飯、何か食べたい?」休みの日にHoneyから時々尋ねられる。「今日は鮮魚の豊富なスーパーに買い物に出かけるので、何か魚料理がいいと思うのだけれど」と。「そーだなあ。久しぶりに鯛茶漬けはどう」と僕。鯛料理のなかで我が家の定番は鯛茶漬けと鯛めし。どちらもご飯物だ。

 我が家の鯛茶漬けは、三枚におろした鯛の切り身をご飯に乗せ、大葉・海苔・胡麻などの薬味をかけ、昆布だしのだし汁で茶漬けにする、というもの。鯛の身の表面が熱いだし汁で、たたきのように白くなる。薬味の風味と鯛の身のうまみで幸せな気分になるメニューだ。さらさらっと流し込むように食べられてしまう。おいしい。

 ところで、僕は昆布だしじゃなくて、昆布+鰹だしのほうがおいしいのではないかと思っているのだけれど、Honeyは魚料理には鰹だしは使わないと主張して昆布だしが続いている。一度くらいは試しに鰹も使ってみてもいいんじゃないかと思うんだけれど。

鯛茶漬け
鯛茶漬け

投稿者 yhiroaki (22:43) | クリックするとコメント画面へ (0)
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2006年04月09日

 Honeyが夕食の準備をしている間、ふみまさを連れて近くの公園に。休みの日の夕方になると小さいこどもを連れたお父さんの姿をよく見かける。きっと同じシチュエーションなんだろう。

 ジャングルジムの囲いの中にふみまさを入れて上から写真を撮ってみる。ふみまさは僕のポケットから転がり出た鍵を顔の中央にかざしてふざけている。屋内用のジャングルジムでは、わざわざ不安定な縦向きにして、そこに登ったり、飛び降りたりとやりたい放題なのに、この屋外のジャングルジムだと、四方をポールで囲まれただけで「出られない!出して!」と甘えてくる。相変わらず内弁慶ぶり全開だ。

ジャングルジムのふみまさ
ジャングルジム

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